6/30・7/1 の二日間、H30 年度棚田オーナーの田んぼ作業第二弾、 『田の草取り』が行われました。雨が心配されましたが、ほとんど降られることもなく、梅雨時期とは思えない蒸し暑い二日間でした。
ご協力いただきました棚田オーナーの皆様、ありがとうございました。
家族仲よく手で一つ一つ草を抜く人。力がいるけど、腰は楽な草刈り道具も活躍です。
「カエルいた!」「カニでかいよー」なんて子どもの声もあちらこちらから聞こえます。沢蟹さんやカエルさんには、受難の日だったかもしれません。
こちらは、除草剤も草取りもしていないビオトープです。稲なのか草なのかわからなくなるほど草が茂っています。雑草が稲より大きくなれば日当たりが悪くなり成長が阻害されます。雑草が栄養を取ってしまうと、お米の収穫量が減ってしまいます。草取りも重要な田んぼのお仕事です。
草取りの後のお昼ごはんタイムは、季節&地元ご飯を楽しみました。
不動の滝野菜の会さんが作ってくださった朴葉寿司弁当。中野方町では6月に朴葉を採るのが習慣です。中身の具材は各家庭によって違う、中野方の「The 家庭の味」料理です。
そして、今年は朝ドラ『半分青い』で話題になっている五平餅作り体験も行いました。
すり鉢でご飯を潰して作るのが通常ですが、今回は袋に入れて手で潰します。
熱いのを我慢しながら子どもも大人もみんな格闘。潰した米を串につけてわらじ型に整え、U字溝で下焼きをします。
今回は坂折棚田の炭窯で焼いた炭を使用。炭の材料の木ももちろん地元産!通常出会えない贅沢な炭です。
下焼きが終わったらタレを塗ってもう一度焼きます。タレも中野方のクルミをたっぷり入れた手作り品。ここまで沢山のクルミを入れた贅沢なタレにはなかなか出会えないはず!
焼きたてがごちそう!の美味しい五平餅の出来上がりです。
一人前3本(なんとお米一合分!)をペロリと食べてしまう人続出の美味しいご飯となりました。
ワラを使って昔ながらの案山子を作る人、ご家族をモデルにした案山子を作る人など、デザインは様々。
作業着を着ながら作る、古くなった作業着を着せた案山子は、体型までご本人にそっくりです。
野菜作りは『トマトの脇芽取り』作業のお手伝い。田口理事長自ら、参加者さんに技術指導です。
立派に伸びてしまうと、取るのが勿体ないような脇芽ですが、放っておくと日当たりや風通しが悪くなり、
病害虫の発生原因となってしまうので、トマト栽培では大切な作業となります。
ご自宅でトマトを育てているオーナーさんもいて、いい勉強になる!と喜んでいただきました。
田口理事長がビニールハウスで育てるトマトは約1000 株!昨年も大人気だった田口理事長トマト。
一ケ月後にはたくさんのトマトが採れる予定だそうですよ。
草刈り後、朴葉寿司弁当を持って権現山ウォーキングに参加された方もいます。
木々の間を一時間ほど登り、棚田の全景が見られる山伏岩を目指しました。
頂上近くの山伏岩から望む坂折棚田の全景は一見の価値ありです。蒸し暑い中での登山で、クタクタで戻られた参加者さんたちですが、登ってよかった!と大満足だったそうですよ。
次の作業は9月の稲刈りです。美味しいお米がたくさん収穫できますように~