ブログ『棚田物語』

10/20 収穫祭更新日:2018年11月8日

去年は雨だった収穫祭。今年は日向にいると暑いくらい、とてもよい天気に恵まれました。
一年間、田んぼ作業をお手伝いいただいたオーナー様に感謝して、「栗おこわ」「芋ごね餅」「棚田「栗おこわ」の材料は、汁」が棚田オーナー様やフォトコンテスト受賞者の方々に振舞われ、楽しい時間を過ごしました。

 

このメニュー、見た目では伝わらないのが残念なくらい内容が濃いのです。
「栗おこわ」の材料は、
・ オーナー制度の田んぼの地主である直さんが朝晩拾い、地元のおばあちゃん
 たちが一つ一つ皮むきして準備された坂折棚田の栗
・ 田口理事長の育てた小豆
・ 今衛副理事長の作ったもち米
・ 150人分作ってくれたのは田んぼの地主でもあるまち子さん
上に散らされた黒ゴマ以外は、すべて中野方町内産の材料でできています。
地元の方からオーナー様への感謝の気持ちがいっぱい詰まった一品です

 

東濃地方の秋の定番「芋ごね餅」は、町内の福祉団体「まめに暮らそまい会」のおばさん達が一つ一つ手作りしたもの。もちろん里芋も米も町内産です。
坂折棚田保存会の理事を務める博義さんが坂折棚田の炭焼き釜で焼いた炭を使って焼いています。
つけるショウガ醤油のショウガも中野方町産なんですよ。

 

フォトコンテストの表彰やじゃんけん大会、餅投げなどの恒例行事も楽しみ、今年度の棚田オーナー制度のすべての行事は無事に終了いたしました。

 

棚田オーナー制度が始まって13年。
長年オーナーを続けてくださっている方の中には、ご自身の年齢が高くなり、オーナーとしてのご参加を引退しようと考えている方も出てきました。オーナー様と理事長を始めとしたスタッフ、お互いに毎年元気な顔でお会いできることを楽しみにしており、ご参加いただけなくなることを寂しく思いながらも、お体を無理してまで続けていただくことはできません。
新しくお手伝いいただけるオーナーさんを探すこと、スタッフの高齢化など難題を抱えつつ、日本の原風景と言える石積みの棚田に稲が美しく育つ風景を守る努力を続けていきたいと思っておりますので、来年以降も応援いただきますようお願い申し上げます。
本年度、色々な形でご協力いただきました多くの皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。

   
 

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